【Title】: 夜明け前より瑠璃色な | 【ブランド】: オーガスト | ||||||||||||||||||||||||||
【ゲームタイプ】:月のお姫様ホームステイADV | 【発売】: 2005年09月22日 | ||||||||||||||||||||||||||
【属性】:お姉さん系、妹系、同級生、幼馴染 | 【種別】:お笑い系、感動系、萌え系 | ||||||||||||||||||||||||||
【スタッフ】 ■シナリオ : 榊原拓 / 内田ヒロユキ / 安西秀明 ■原画 : べっかんこう 【ムービー等】 メーカーサイト(オーガスト)から OPムービー、体験版、壁紙、画像素材、主題歌 、BGM、、プロモーションムービーがDL可能。 ※修正パッチが公開されています |
【キャスト】
【関連】 ・【Amazon】夜明け前より瑠璃色な(通常版) ・【Amazon】”オーガスト”で検索 【参考】夜明け前より瑠璃色な 攻略 |
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【Gamer's Square月別人気・不人気投票データ】 | |||||||||||||||||||||||||||
【人気投票率】: 146票/27.8%(05/09投票結果) | 【地雷投票率】: 未実施 |
【レビュー】 | 【執筆】: everそぅるさん | ||
【シナリオ】 | 【評価】: 70 点 | ||
あなたと一緒なら、きっと大丈夫────。 会ったことなんてないはずの人の、どこか懐かしいような声。 生まれてからずっと、それよりもっと前、ずっとずっと前から、空を見上げればそこにあって、 ネオンの街を、雪原を、さざ波が立つ海を、木々が生い茂る山を、 優しく、冷たく、静かに、明るく、朧に、照らしていた月。 歴史の教科書によると、そこに、大昔に渡った人たちが国を作ったらしい。 地球上のどこよりも遠いのに、見上げればそこにある王国。 そんな国から。 お姫さまが、 うちに、 ホームステイしに来るって言ったらどうする? どこか懐かしいような声で、会ったことなんてないはずの人が言う。 私には、あなたがいるわ────。 (公式サイトより上記抜粋) ・ストーリー概要 主人公は、父親が5年前に行方不明になり、母親は3年前に亡くなって、妹と従姉の3人で暮らしていた。ある日、主人公の家に、遠い月の王国から月のお姫様がホームステイにやってくる。そして、にわかに主人公の周りはあわただしくなっていく。そんな中、主人公は、周りにいる女の子達に惹かれていく。 蒼い月が見守る地球で、主人公達は恋物語を紡いでいくのか……という、 蒼月の恋愛ADV。 シナリオはフィーナが地球へ留学してくるところから始まります。序盤は主人公やその他のキャラクターの状況などを細かく説明するような形になっていますが、序盤でもいくつか笑いのシーンは入っており、難なくストーリーに専念することができました。 中盤からは選択肢も増え、各キャラとの親密度が増していくという作りでした。日付が割りと早々と過ぎていくため、選択肢も多いように感じられましたが、選択肢も割とわかりやすいものになっているため攻略は問題ないと思います。 後半は各キャラクターとの気持ちが通いつつある中でさまざまな問題が生じ、ふたりでそれを乗り越えていくという内容に仕上がっています。感動的なシーンも多かったため、見ていてグッと来る内容も数多くあったと思います。 EDはとてもすっきりとしており、余韻にひたりつつ、ヒロインと主人公のこれからを期待を含んでみつめるといった終わり方でした。各ヒロインの追加シナリオなどもあるため、EDを迎えた後も比較的楽しめる仕上がりになっていたと思います。 |
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【システム】 | 【評価】: 80 点 | ||
システムについてはさほど問題ありませんでした。画面上に存在するボタンなどでは未読はスキップできませんが、キーボードを活用することで未読文章も任意でスキップ可能です。 インターフェースはフルキーボードサポートで、マウスホイール機能、バックログ、オートプレイ、ボイスリピートなどに対応しています。描画はWindow、フルスクリーンどちらも可能です。サイズは800x600。 セーブ箇所は80箇所+クイックセーブ3箇所。セーブ&ロードは随時可能です。セーブデータはゲーム内での日付とセーブを行った実際の日付まで記録されます。数としては選択肢はそこそこあったと思いますが、それでもこれだけあれば充分だと思います。 始めは強制的にフィーナルートへ行ってしまうのですが、各キャラクターをクリアすると、一定のルートが解放されるという条件付き選択型システムとなっています。 またAlpha-ROMによるプロテクトが施されているため、初回起動時はどうしてもディスクを挿入していることが必須となります。ですが初回起動時以降はディスクレスで起動が可能なため、大して問題はないと思います。 ひとついうなら、ソフトを起動している間、少々動作が重くなりがちなことですね。これは自分のPCのスペックが悪いせいなのかもしれませんが、つねにCPU使用率は100%という状態でしたし、スキップを行う際にも多少のつまりが見て取れました。 テキストに誤字や脱字、クセなどは特に感じられませんでしたが、時間の整合性がややずれているため、混乱を招く部分が多々あったような気がします。 システム関係(機能): Hシーン回想、CG回想、ボイスカット・個別調整、エフェクトカット・調整、メッセージ速度調整、未読スキップ |
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【グラフィック】 | 【評価】: 80 点 | ||
CGは初めてプレイしたときから感動物でした。何と言っても背景が色とりどりでとてもキレイです。普段のなんともない生活のなかでも花壇の花のいろや、商店街のとても豊かな色使いにはすこし憧れを感じる部分がありました。オープニングもとてもキレイなCGが使われており、このあたりはまったく問題ありませんでした。天気や時間帯による日光などの変化もとても細かく細部まで表現されていたと思います。 キャラクターそれぞれも立ち絵変化ありで表情もセリフと連携してに変化します。ただ表情は豊かでもそれ以外の部分はあまり変化していないため、手や体の動作が少なく、多少使いまわしというような気がしました。 そういった点を除けば表情は豊かですし、キャラクターがどういった気持ちをしているか、などは一目でわかるものだったと思います。 |
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【サウンド】 | 【評価】: 80 点 | ||
コミカルでポップな明るい調子の曲から、EDにいたっては壮大なオーケストラの雰囲気を漂わせる豪華なものがあったと思います。曲数も多く、場にとてもマッチしていて、感情移入しやすかったです。 OP曲は渋めでかっこよく、強いメッセージを持ったつくりの曲となっています。 初回特典としてついていたディスクにレミックス版が収録されており、こちらもとてもなじめるものでした。 ED曲はキャラクターによって異なる場合があり、それぞれの感情やストーリーに合ったものが使われていたと思います。 |
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【実用関係】 | 【評価】: 80 点 | ||
H度はやや高めで各ヒロインとも複数回用意されています。尺もそこそこ長め。 キャラクターによっては普通に2回戦も用意されていたりと、描写も濃いめです。各ヒロインによってHのシチュエーションが異なるため、どのシーンも飽きることなく見ることができたと思います。 内容は、お互いの了解があったうえでの純愛性の高いものばかりだったと思います。時々屋外といったシチュエーションもありましたがw えち関係 :コスプレ、ふ○ら、らぶらぶ |
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【総評】 | 【評価】: 83 点 | ||
やっぱりこのゲームをプレイしたときは背景などのCGの出来のよさに感動しましたねw見ていてあきませんし、何度も出てくる場所でも独特の雰囲気を放っていて馴染み深く見ていることが出来たと思います。 ヒロインによって、お姫様、ウェイトレス、幼なじみなどさまざまなシチュエーションの恋愛模様が楽しめるため、それぞれ個人にあったルートを見つけることができると思います。 (その他) ちょっとしたつぶやき <以下ネタばれ> シナリオは感動できるものが多かったのですが、さやかルートやミアルートはあれ?といったものがありました。いつ主人公のことを好きになったのかという点や、さやかに至っては流れに任せて・・・という印象さえ受けられました。そのわりには気持ちが通じたあとは積極的になってくるもんですから違和感は一層強くなりますし、納得できない部分も多かったですね; リースルートも全ヒロインをクリアし、やっと出現した割りにはあっさりと終わってしまうというような物足りなさを含んだ部分が多かったですね。やっぱりリースのような問題が大きいヒロインはちゃんとした解決ルートとハッピーエンドをつけて欲しかったので自分的にはあまり感動することは出来ませんでした。 それと主人公が各ヒロインの表情をするどく察する部分は引くことがなく鋭すぎてすこし「ナルシストか?」という印象を受ける部分がありましたねw <ここまで> |