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 【Title】: エクスヴァイン  【ブランド】: Studio e・go!
 【ゲームタイプ】:変身ヒーローバトルAVG  【発売】: 2007/10/26
 【属性】:姉系・妹系・幼馴染染  【種別】:バトル系・変身少女系

【スタッフ】

■原画: 山本和枝
■シナリオ: 相沢琉羽



【体験版等】
メーカーサイト(Studio e・go!)から主題歌、
デモムービー、体験版がDL可能

【デモ館】
エクスヴァイン デモムービー

 【Gamer's Square月別人気・不人気投票データ】
 【人気投票率】: 実施予定  【地雷投票率】: 実施予定



 【レビュー】  【執筆】: 葵空 さん
 【シナリオ】  【評価】:      65         点
(ストーリー紹介)※オフィシャルサイトより

犯罪多発都市ガウンズシティ。警察すらもサジを投げるほど治安の悪いこの街で、大きな陰謀が動き出そうとしていた。その陰謀に巻き込まれつつある大切な人達を護るため、主人公レックスは立ち上がる。

 レックスには秘密があった。彼の正体は『悪魔』の力を借りて戦う変身ヒーロー、魔人エクスヴァインなのである。『悪魔』の力は危険なもので、扱い方を間違えればレックス自身が悪魔と化してしまう。だがレックスは大切な人達のため、この力を使って戦うことを決意する。

 事の発端は、幼馴染の少女フィアートとの数年ぶりの再会。兄妹同然の存在である彼女の事を、護ると誓ったその時から、レックスの戦いの日々が始まるのだった

(コメント)

アウターと呼ばれる、分かりやすく言えば特殊な能力の持ち主の存在が認知されている世界。時代的にはちょこっと近未来くらいかな?

一つ思ったのがアウターという、このゲーム独自の設定。これ、本当に必要だったのかな?と思います。

敵味方の双方に当然アウターがいるのですが、主人公の悪魔が云々〜という設定のせいか、アウターなんていう独自の設定よりも、霊的な能力者とでも言われた方がしっくりする能力・人物ばかりです。一応『天才(生まれつき頭が良い)が能力のアウター』も居ますが、それって単なる天才でも構わないわけで・・・

アウターという設定を必要としているのは、はっきり言って極一部です。それすらも、『アウター』が『霊的な能力者』に置き換わっても何の問題も無いでしょう。独自の設定を作るなら、それをきちんと描写するべきだったと思います。これでは、『変身ヒーロー』と銘打つ為に強引に作っただけという感が否めません。

以下キャラ別雑感。

フィアート:

明るく、そして心優しい女の子。トゥルーエンドというものがあったなら、このルートだろうという扱いのまさにメインヒロイン。抜けてる所もあるけど、しっかり者という印象の方が強い。

ミシェル:

所有者が悪と認識したものにだけダメージを与え、それ以外には命中しても無害というご都合主義の塊のような武器の持ち主。修道服に首から十字架までぶら下げて外見は敬遠なシスターですが、実際は日常においても武力行使をまったく躊躇しない超過激派です。

アカネ:

気合や根性でモノを語ります。杓子定規な考え方をする時があるが、基本良い人なんだなと思わせてくれる行動を取る。男勝りな面がある一方で、女の子らしい面もきちんとありますよというお約束的なキャラ。

リンス:

アインシュタインの再来と言われているらしい超絶天才娘。天才ではあるけれど、相手の言をそのまま信用し疑うという事を知らない事も。

スレイヤ:

一途にフィアートを慕い続ける半ストーカーな子。フィアートに関する事なら、どんな些細な事でも目の色が変わります。

クレア:

アカネが男勝りな女の子なら、クレアは男装の麗人(別に男装してないけど)という感じ。ただただ強い相手を求め続けるが故の行動という、武人気質なキャラの典型的存在。

ウミ&ウメ:

小生意気な双子。話術で人を操るのが凄い上手。リンスルートでのみ、最後にちょっぴり良い人に。

リオン:

ストーリー中盤で登場する、基本的には頼れるお兄さん。
<ネタバレ>しかし、色々な出来事からアウター(=人外の力の持ち主)は存在そのものが不幸を生むという考えに至り、アウターを次々と殺す殺戮者となります
<ネタバレここまで>

 【システム】  【評価】:      55         点

■システム(機能)

・Hシーン回想
・CG回想
・ボイスカット・個別調整
・エフェクトカット・調整
・オートモード・速度設定
・未読スキップ
・ウィンドウモード(800x600)

■システム(コメント)

ADVパートのみなら平均レベルですが、それ以外の部分に問題があります。

まず、戦闘パートに戦術性というものがまるでありません。何故なら、相手が選択しているダイス(=相手の行動)が完全に分かる仕様になっているからです。「相手の所持しているダイスは分かるが、そこからどのダイスを選択するかまでは分からない」くらいなら、戦闘がもっと面白くなったのではと思います。

エロゲーに戦術性とか求めるなっていう人もいるので、ここに関しては聞き流してもらっても構いません。

最大の問題はゲームの仕様が原因で、普通にプレイしている限り特定のHシーンを見る事が非常に困難になっている点です。

このゲームは章仕立で進行し、章が進む度に侵食率というパラメーターが0%にリセットされます。これが原因です。何故かというと、Hシーンの多くは侵食率の数値(低・中・高)によって内容が3つに変化するのですが、そのとあるHシーンが章が変わった直後に発生し、それまでに戦闘が一回しかないので侵食率を高く出来ないのです。

ゲームも終盤に差し掛かっているので、必要最低限のレベルで進めていっても、侵食率を高くする前にたった一回の戦闘が終わってしまいます。

今のままだとそのHシーンを見るためには、セーブデータを直接いじる、所謂改造を行うしかないでしょう。今後改善される可能性もありますが、欠陥とすら言えるものだと思います。

とまぁ酷評しましたが、戦術性なんて求めてないという人は+5点、特定のHシーンを見るのが困難というのが改善されていたら(このレビューを投稿した時点ではアナウンスが無いので)+15点くらいに考えて下さい。

※管理人追記:

葵空さんがご指摘の侵食率の問題は、10/31公開の修正パッチによって調整がなされた可能性があります


 【サウンド】  【評価】:      75         点

ボイスがあるのはHシーンと戦闘中の掛け声?のみ。見せ場なのにADVパートというだけでボイスが無いとちょっとガックリきます。今やフルボイス(少なくとも女性キャラは)の作品がかなり多くなっているし、エゴの最近の作品も殆どフルボイスだったので、それだけに違和感があったのかもしれません。BGMは特に印象に残ったというものはないですが、雰囲気とはよく合っていたと思います。

 【グラフィック】  【評価】:      85         点

グラフィックに関しては、いつものエゴという感じで綺麗な仕上がりです。CG枚数は

差分抜きで94枚になります。

 【実用関係(グラフィック、他含む)】  【評価】:      80         点

■実用(シーンの種類)

・ラブラブ
・フェラ
・アナル
・器具(バイブなど)
・SM(拘束など)
・凌辱
・触手
・孕ませ


■実用関係(コメント)

システム欄で前述したように、Hシーン前に侵食率の数値による判定があって内容が変化するものが大半です。侵食率が高くなる程、内容も鬼畜になっていきます。尺は普通より少し短めですが、CGの仕上がりやシチュエーションの多彩さで十分カバー出来る範囲ではないかと思います。

回想数はフィアート9(スレイヤとの3P含む)、アカネ9、ミシェル11、リンス8、
スレイヤ3、クレア3、ウミ&ウメ3で計46シーン。

 【総評】  【評価】:      70         点

ストーリーに重点を置くなら、設定を深く掘り下げて、戦闘パートを無くしてテキストとCG(+エフェクト)のみで戦闘を描くくらいの方が良かったんじゃないかと思うし。戦闘に重点を置くなら、もっと戦術性のある戦闘システムにすれば良かったんじゃないかと思うし。エロに重点を置くなら、尺を含めてHシーンの描写をもっと頑張れば良かったんじゃないかと思うし。どれもこれも中途半端になってしまって、どこに重点を置きたかったのかというのがよく分からなくなってしまった作品でした。

キャラ個別に見ると結構良いと思います。事実、フィアートルート終盤のスレイヤに惚れました。でも、キャラ個別の魅力を見せるべき日常シーンが戦闘と戦闘のわずかな間しかないので、それが伝わりきらなかったかなと。



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