【Title】: ツグナヒ2〜もうひとりの奈々〜 | 【ブランド】: ブルーゲイル | |||||||||||||||||
【ゲームタイプ】:凌辱型復讐アドベンチャー | 【発売】: 2006/06/23 | |||||||||||||||||
【属性】: 妹系、他 | 【種別】: 実用系 | |||||||||||||||||
【スタッフ】 原画 : さえき北都 シナリオ: 望月JET 【体験版等】 メーカーサイト(ブルーゲイル)から体験版1&2、 デモ、主題歌などがDL可能 【その他】 【Amazon】ツグナヒ2〜もうひとりの奈々〜 【Amazon】”ブルーゲイル”で検索 ・ツグナヒ2〜もうひとりの奈々〜 攻略 |
【CV】
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【Gamer's Square月別人気・不人気投票データ】 | ||||||||||||||||||
【人気投票率】: (06/06月度投票実施中) | 【地雷投票率】: (06/06月度投票実施中) |
【レビュー】 | 【執筆】: 多謝さん | ||
【シナリオ】 | 【評価】: 58 点 | ||
**あらすじ** この春、私立菱型学園に赴任してきた主人公 諒一 は、早くに両親を亡くした事もあり、妹の奈々と二人で暮らしていた。 諒一は奈々の事を誰よりも大切に思っており、奈々も何かにつけて兄を頼りにしていた。 しかし 赴任してきて一ヶ月と少しが経ったある日、事件は起きた。 真夜中になっても帰ってこない奈々を心配し、不安と焦燥感で眠れぬ夜を過ごす諒一の元に明け方、病院から一本の電話が入った。 奈々が薬を打たれ、散々犯された挙句、車に轢かれ、病院に運び込まれたというのだ。 全てに絶望した諒一の前に現れたのは「ユイ」と名乗る女性だった。 ユイは静かに事の真相を語りだした。 「私の母も・・・妹さんと同じことをされたの。」 黒幕はヒシカタコーポレーションのトップ東條正臣! 主人公は復讐の名の下に東條の娘たちを同じ目にあわせることを誓った。 **あらすじここまで** テキストの質としては全体的に見ると可もなく不可もなく無難な感じ。特に読みにくいところなどはありませんでした。(Hシーンのテキストは後述)。テキスト量は少なめに感じました。 プロローグの部分はキャラも立っており、また明るい雰囲気もあいまって読みやすく感じました。特に妹である奈々のいい面を短いテキストで表現しており、奈々への思い入れを増すことに成功しています。しかし本編に入るとシナリオの分岐があまりなく、EDは多数あるのにもかかわらず、雰囲気や展開が同じに感じたこともあり、同じ文章を読んでる感じがしました。多分コレがテキスト量が少なく感じた理由だと思います。 EDを多種多様に出来ないのなら、陵辱をためらう主人公とヒロインキャラとの恋愛EDなどいろいろ方法があるのにと思ったりもしました。 製作者サイドで主人公と奈々との深い愛を優先するあまりにシナリオ展開を固定してしまった感があります。 全体的に見るとシナリオ展開については少なくとも私の好みの展開ではありませんでした。客観的に見ても好評価はあげられません。 各キャラの心理描写も不自然な部分が多く、感情移入が難しかったり(陵辱に感情移入は必要ないという話もありますが(笑))違和感を感じたりしました。特に主人公の心理描写は脈絡が感じられません。奈々の幻覚(霊体?)と会話をするシーンを挿入する必要性も感じられないシーンが多かったように思えます。このへんもマイナスポイントです。まあ陵辱ゲーに心理描写を求めるのは酷なのでこの辺で。 テキストの質 B テキスト量 C− シナリオの展開 D シナリオ総評 C |
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【システム】 | 【評価】: 65 点 | ||
まあいわゆる普通のシステム 可もなく不可もなくといったところです。 選択肢と同時にセーブロードのショートカットが開くシステムは個人的にうれしかったです。 ※システム(設定、機能) : Hシーン回想、 CG回想、 エフェクトカット・調整、 メッセージ速度調整、 未読スキップ |
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【グラフィック】 | 【評価】: 80 点 | ||
原画さんはさえき北都さん。 肉感のある描写はこの作品に良くあってると思います。繊細とはいえませんが個人的には好みのCGです。私の購入動機のひとつだったりします。 CGの仕上げも美しく好印象です。作画のブレもなく総じて良かったと思います。 CGの枚数は95枚(差分除く)体感ではもっと少なく感じました。 各EDに1枚CGをつけているためエロ率は低め(陵辱系にしては) ただ差分の少なさは問題。陵辱なんだから服を脱がすなどの差分はもっとあってよかったと思います。それがあるだけでCG枚数が少なくは感じなくなります。 立ち絵は表情豊かでしたが、アクション(みぶりてぶり)が足りない気がしました。こじんまりとまとまってしまった感じがします。もうちょっとがんばれたかなと個人的には思います。 原画・キャラデザ A- CG・仕上げ B+ ボリューム C |
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【サウンド】 | 【評価】: 65 点 | ||
BGMは11曲・・・・・って少なすぎです。 提供はI'veさんなので質的には良いと思いますが、この曲数はどうなのでしょうか。 ヴォーカルはEDのみ 1曲 これもT'veさん提供。こっちも曲はいいと思いますが作品との関連性が無い曲のため評価は微妙。なお初回特典にはこの曲のマキシシングルが入っています。ファンは要チェックです。 |
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【実用関係】 | 【評価】: 78 点 | ||
H回想シーンは27 陵辱系にしては少ない気がします。シーンごとの尺も長くはありません。むしろ短い気がします。 さて問題のHシーンです。 いきなりぶっちゃけますと私は薬に頼る陵辱は好きではありません。薬じゃあっという間に片がついてしまうじゃないですか。復讐というからには相手の心を屈服させていくのを想像していたため、あっけない展開にあいた口がふさがりませんでした。 もう一つはグラフィック面でも述べましたが、差分が少ないのが致命的。もう少し一つのシーンの尺を長くして差分を多用するだけでも印象は良くなったと思います。あと極めて個人的ですが、制服着衣Hが少ないのが残念でした。(爆) とはいえテキスト的にもCG的にも声優さんの演技にしてもHシーンとしての評価は高くてしかるべきだと思います。特に陵辱対象相互にからみのあるシーンが多い点は個人的に高く評価したいと思います。上で書いた批判はあくまで個人的なものなので真実は自分で確かめていただくしか無いと思います。自分の嗜好性とよく相談の上検討ください。 最後に一つコレは私の個人的な意見ですが、最初の奈々の陵辱シーンが痛々しく感じなかったのが失敗の第一歩だったのかなと。尺が長めとはいえ1シーンで終わってしまい、また薬で壊されたため表面的な痛々しさも半減。よって主人公の怒りの心理描写とプレイヤーの心理が合致せず、それが違和感の元になっていたのかなと。プロローグをもう少し長くして奈々への思いの感情移入を増やしたり、奈々の陵辱ビデオのシーンを2・3分割にした上で各シーンの尺を伸ばす、安易に薬に頼らず徐々に屈服させる過程を描くなど可能な対策は多くあったように思います。 すべてのゲームに言えることですが導入部だからこそ丁寧なつくりを心がけてほしいです。 ※えち関係 : 道具、 フェラ、 アナル、 SM、 凌辱、 らぶらぶ |
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【総評】 | 【評価】: 65 点 | ||
総評としては中途半端な陵辱モノといった感じです。 やはり普通の人が復讐のために陵辱をするという展開は難しいのだなと感じました。陵辱って言うと主人公は頭のネジが10本ぐらい無い奴が多いですから(爆)。むしろソッチの方がプレイヤーは傍観者を気取れていいのかもしれません。 やはりあの主人公ならば恋愛EDとかハーレム(陵辱で無い)EDとかあった方が自然な気がします。正直期待していた作品だったので裏切られた感は強いです。次回はがんばってくれるものと願っています。 私としてはあえてお勧めはしませんが、絵柄が気に入った、自分の嗜好性にあっているなどと感じましたら体験版からやってみることをお勧めします。雰囲気はつかめると思いますのでそれで判断してください。 |