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 【Title】: テレビの消えた日  【ブランド】: プチケロQ
 【ゲームタイプ】:陵辱SLG  【発売】: 2007/08/31
 【属性】:同級生  【種別】:調教系、純愛系、萌系

【スタッフ】

■シナリオ: 柚子璃刃、(有)やしまや
■原画: 梱枝りこ

【体験版、その他】なし

【Amazon】テレビの消えた日
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【キャスト】

■穂坂 七海:本山美奈
■若名 真尋:かわしまりの
■奥山 奈穂:金田まひる
■仙川 流琉:野神奈々

【参考】テレビの消えた日 攻略

 【Gamer's Square月別人気・不人気投票データ】
 【人気投票率】: 実施予定  【地雷投票率】: 実施予定



 【レビュー】  【執筆】: 修羅 さん
 【シナリオ】  【評価】:      70         点
(ストーリー紹介)※オフィシャルサイトより

――12年前。太陽系に新たな彗星が加わった。新しい彗星はそれまであったどの彗星よりも巨大であり、彗星の持つ磁場は、地球への最接近時に大規模な電波不通をもたらした。通称『テレビの消えた日』

地球から電波が失われた日、主人公・美作慎吾(みまさか しんご)は家族を失った。父の上司でもある穂坂健一によって、引き起こされた電波障害を利用した事故によって……事実を知った慎吾は、穂坂健一に復讐することを誓った。

12年後――慎吾はひとりの新入学生と出会う。重なり合う記憶が告げる真実。彼女は穂坂健一の愛娘、穂坂七海(ほさか ななみ)だった。慎吾は、彼女をおとしめる事により、穂坂健一に復讐する事を決める。愛する人間がボロボロになれば、あの男も、自分が味わった苦しみを知る事になるだろう……と。

(コメント)

ストーリーはまずメインヒロインである穂坂七海の調教ルートとその他サブキャラクターを含めた純愛系ルートと分かれます。

まず調教のほうについては、グラフィックが萌え系であること、陵辱されてる側の七海にあまり悲壮感がないことから、一般的にいう調教ゲームとは趣が異なります。それなりにハードなシーンはあるものの、七海が主人公を受け入れ、感じるさまは”萌え系陵辱”とでも言えばいいでしょうか。主人公自身も悪い奴じゃないため、普段はこの手のゲームをプレイしない人でもあまり抵抗は感じないのではないかという気がします。

一方、純愛系のストーリーはやはり低価格と言うこともあって多少中途半端です。脇役におまけを付けてみた、という感じ。あくまで七海が中心で、調教に徹しきれない主人公が他のキャラたちと触れ合うことで分岐するアナザーストーリーという位置づけなのでしょう

実勢価格4千円以下であることを考えれば相応の満足感はありましたが、七海の調教を始めた後に他のキャラが”私が七海の代わりになります”というような展開も欲しかったです。純愛系のストーリーももうすこし話を膨らませてほしかったかな。フルプライスで出してくれてたら、ってところでしょうか

 【システム】  【評価】:      75         点

■システム(機能)

・Hシーン回想
・CG回想
・ボイスカット・個別調整
・エフェクトカット・調整
・メッセージ速度調整
・オートモード・速度設定
・未読スキップ
・サムネイル(セーブ/ロード画面)
・ウィンドウモード(800x600)

■システム(コメント)

標準的、かつ必要十分な機能を備えています。あえて言えば、クイックセーブがないこと、メッセージウィンドウの色が黒ベースで調整ができないため、透過度の調整があってもよかった。あと、セーブ&ロード画面から右クリックで戻れるようにして欲しかった(BACKボタンで戻るようになっている)。

その他、スキップ速度の調整ができるため、テキスト内容を確認できる程度に速度を落としたり、逆に高速にしてすっとばしたりすることも可能です。オートは使わないたちなので詳細はわかりませんが、”テキスト表示速度の設定”や”テキスト文末停止時間の設定”ができるようになっているため、このあたりの調整でオートモードも自分の好みにすることが出来そうです

 【サウンド】  【評価】:      60         点

OP・EDボーカルは無難なところ。歌はmonetさんというかたのようですが、良くも悪くもなく。
BGMについては、日常シーン、調教シーンともに雰囲気に合わせて使い分けがされていますが、特に場を盛り上げるとか心に残るとか、そういうものはありません。かといって邪魔になるようなものでもない、いたって普通の曲。ただ、調教シーンのBGMは、この手のゲームの場合は目立たないようにして欲しいのですが、ジャカジャカといった感じの曲で正直邪魔でした。まぁ音を下げればいいだけですけどね

 【グラフィック】  【評価】:      80         点

CGは差分抜きで40枚。うち3分の2程度がエロCG。差分はかなり多いため、感覚的にはもっと多く感じます。
原画は梱枝りこさんで、一人で原画担当をされるのは初めてのようですが、タッチがいかにもケロQらしく、魅力的なキャラクターを描かれています。私はケロQ、枕が好きで、この作品も絵買いだったのですが、その点では十分に合格点。ただ、調教ゲームということもあって舞台となる場所が限られているため、背景CGなどは少なめです。全体的に塗りは美麗というほどではないにしても、十分なクオリティーだったと思います。

 【実用関係(グラフィック、他含む)】  【評価】:      85         点

■実用(シーンの種類)

・ラブラブ
・フェラ
・アナル
・器具(バイブなど)
・SM(拘束など)
・凌辱

■実用関係(コメント)

七海の調教が開始されるとことからは、調教種類を選んで朝、昼、放課後と調教を行いますが、レベルが上がると調教種類も増え、緊縛、アナル、露出などのアブノーマル系なども選べるようになります。また、各調教種類ごとに2回〜4回のバリエーションがあり、一周しただけでは回収しきれないほど総シーン数は多くなっています。悪く言えば差分を使ってCGを多数使いまわしていることになりますが、回数をこなすごとに乱れていくようになるヒロインにはなかなかそそられました。例えば1回目では固い表情だったものが、最後には快感でトロンとした表情になっている、というようにCG差分を使い分け、テキストもよりエロく、という感じです。ただ、中にはシーン自体が短いものも結構あり、ここが残念でした。私の好みとしては、調教種類を選んで短めのシーンを繰り返しみせるより、じっくりとシーンを見せて欲しかったところです。調教種類選択をその都度選ぶより、何日かに一回、調教の傾向を選ぶような形にしたほうがよかったのではないか、と思っています。特に抜き目的の人なら、1シーンで事が済むようにしてあげるほうが親切設計でよろこばれるんじゃないでしょうか(笑)

 【総評】  【評価】:      80         点

メインヒロインの七海が中心のゲームであるため、まずなによりも七海が気に入ることが大前提と言えるでしょう。私はここに当てはまっているため、十分に満足できました。ただ、やはりフルプライスにしてサブキャラも調教に持ち込むことができたり、純愛系ルートももっと話を膨らませたりしてほしかった気はします。

ここまでの個別評価では同一内容でフルプライスで発売されていたとしてもほぼ変わらない評価を付けたでしょうが、約3800円での新品購入であることを考えれば、コストパフォーマンスの良さを評点に加えるべきと考えて、総評点は+5の補正を入れました。

最後になりましたが、今回新たにケロQの姉妹ブランドとして誕生した”ぷちケロQ”。今後も同一路線で継続的に作品を出してもらいたいものですね。なんと言っても萌え陵辱。これが私にとってはたまりません。悲惨なエンディングじゃないのも、ポイントかな(^^♪






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