【Title】: Really?Really! | 【ブランド】: Navel | ||||||||||||||||||||
【ゲームタイプ】:恋愛アドベンチャー | 【発売】: 2006/11/24 | ||||||||||||||||||||
【属性】:お姉さん系、 同級生、 幼馴染 | 【種別】:お笑い系、 感動系、 萌え系 | ||||||||||||||||||||
【スタッフ】 ◆原画:西又葵 & 鈴平ひろ ◆企画・シナリオ:あごバリア ◆ムービー:Iris motion graphics ◆オープニングテーマ「Remember memories」 Vocal:YURIA、Lyric:西又葵、Music:アッチョリケ ◆挿入歌「Ageless Love」 Vocal:橋本みゆき、Lyric:西又葵、Music:アッチョリケ 【体験版等】 メーカーサイト(Navel)からOPムービーがDL可能。 体験版はなし |
【キャラクター】
【その他】 ・【Amazon】Really?Really! ・【Amazon】”Navel”で検索 【参考】Really?Really! 攻略 |
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【Gamer's Square月別人気・不人気投票データ】 | |||||||||||||||||||||
【人気投票率】: 112票/22.9% | 【地雷投票率】: 26票/20.3% |
【レビュー】 | 【執筆】: リーシャスさん | ||
【シナリオ】 | 【評価】: 95 点 | ||
ストーリーの概要 感情を手に入れたプリムラが稟と楓の元に帰ってきた。プリムラは実験体ゆえに本来は人間界にはいられないはずだが、魔王と神王の協力もあって条件付ながら人間界での生活を許される。魔法をコントロールできることを皆の前で証明しようとするプリムラ。だが膨大な魔力が暴走し、その矛先は楓に向けられてしまう。身体的被害はなかったものの楓は精神の奥底、記憶の部分にダメージを受け目覚めなくなってしまう。恋人である楓のため稟は再び彼女の心に触れる。果たして稟は大切な人の記憶を元に戻すことが出来るのか。 シナリオの前半はごく最近の稟と楓が恋人になる前後のこと。後半になるにつれ前作SHUFFLE!で少し語られたなぜ楓が稟に尽くすようになったのか、という部分が詳細に描かれています。楓の記憶を修正するのが目的なので全て過去の話なのですがコロコロと場面転換を余儀なくされるので多少混乱するかもしれません。大元となる問題の記憶とそれに付随するちょっとした記憶、これらを正しく修正していくので全てが終わったあとにはシャキっと一本の線のように繋がると思います。やっていることは大真面目なのですがキャラの前提があるだけにSHUFFLEをやった方にはかなりギャグの要素が強いように感じられると思います^^ <以下ネタばれ> 様々なキャラが登場しますがヒロインは楓一人なので、どのような過程を通っても辿り着く先は楓とのEDです。まあバッドエンドもありえるんですけど。あと最後の選択肢って亜沙先輩の髪の長さに影響するだけなんですが、これってわざわざ入れる必要あったんでしょうか <ここまで> |
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【システム】 | 【評価】: 90 点 | ||
システムについて特に問題はなかったです。テキスト、サウンド共にオプションの機能が充実していて至れり尽くせりですね。キーボードオンリーで操作できるようにファンクションキー等に機能を振り分けることのできるシステムも完備されていますし、マウスのボタンも窓消しやコンフィグ、メニューなどそれぞれに変更できるようです。重要になっているキーワードやどのような思い出を獲得しているかもプレイ中に確認できます。 おまけの部分はCG鑑賞にシーン回想、思い出も閲覧できるようになっていますしもちろんサウンドモードもあります。あと他のゲームではあまり見かけませんがキャラの表情や仕草、衣装や年齢などを表示できる表情鑑賞モードなるものもあります。 全て詳細に確認したわけではありませんが誤字や脱字など、プレイしていて違和感を覚えるような所もありませんでした。 システム(設定、機能) : Hシーン回想、 CG回想、 ボイスカット・個別調整、 エフェクトカット・調整、 メッセージ速度調整、 未読スキップ |
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【サウンド】 | 【評価】: 95 点 | ||
オープニングは哀愁の漂うような曲調でゲームに移入するという分にはとても適当ですね。反対にエンディングはかなりポップな曲になっていて、雰囲気を演出するには十分です。 ゲームをプレイしていて聞いたことのある曲がたくさんあったのでサウンドモードで確認したところ、前作のSHUFFLEやファンディスクのTick!Tack!の曲も収録されていました。使いまわしだ、と言えばそれまでですが前作をやっている人には馴染み深いですし、初めての方は多くの曲を楽しめていいと思います。そういうワケで曲数は大変多いです^^ 補足としてサウンドモードでは画面左下にTick!Tack!のアイさんと思われる方がピアノを弾いていらっしゃいます。ミニキャラで動いたり表情が変わったりとこれだけでかなり楽しめました。こういう細かい部分に気を遣うのはユーザー側としてはかなりプラスです。 |
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【グラフィック】 | 【評価】: 95 点 | ||
表情鑑賞モードを付属させている時点で立ち絵やキャラの表情などに非常に力を入れているであろうことは納得できるかと思います。背景に注目して見ると天候や日光の変化など光の当て方にもよっく気を遣っていることが分かります。 全般的に鮮やかに豊かに素晴らしい色使いがされていて、特に楓との最後のシーンでは幻想的な雰囲気をうまく表現されていると感心しました。 キャラデザインに関してはSHUFFLEからの出演多数なので特にどう、ということはありません。桜は初登場ですがこれまたイイですね。多少性格的に楓と被る感じがしますが楓よりも積極的な感じで、まあタイトル画面のCGを見ていただければなんとなく感じ取っていただけるかと。 オープニングムービーでは紅葉が印象的なのですが、これが少々理解に苦しみます。キャラの関連ではないだろうし、季節的なものかもしれません。ただ11月後半はもう冬って感じがしますけど(笑) |
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【実用関係】 | 【評価】: 85 点 | ||
シーンのあるキャラは6名で各キャラ2,3回ずつです。ただ少々尺が短いかな、とも思えます。問題を解決した楓とのシーンでは幻想的雰囲気の中で稟と結ばれるのですが、やはりヒロインだけにどのシーンよりも印象的ですね。 全体的にはライトな感じでサラっと描いているようでした。多すぎず、かといって少なすぎず丁度いいと思います。 大部分は楓が記憶を書き換えた妄想なのですが、どれも純愛性が高いものです。 ロリが好きな方はプリムラと麻弓、豊かな感じが好きな方はその他の楓、桜、亜沙、紅薔薇女史いって下さい^^ 疑問なのはヒロインの楓のシーンが3回に対して亜沙先輩とのシーンが4回なのはなぜなのだろう?ということです。 えち関係 : コスプレ、 ふ○ら、 らぶらぶ |
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【総評】 | 【評価】: 95 点 | ||
かなり完成度の高いゲームに仕上がっています。ファンディスクにしては十分すぎるほどのボリュームですし、シナリオ的にも間違った記憶を修正するという少々探偵チックなことが疑似体験できるという18禁ゲームとしては新しい印象を受けました。 流し読みな感じでやってるといざ記憶を修正するという段になってものすごく困るので、細かいところまで気をつけてやらなければなりません。面倒で疲れそうなイメージですが簡単な話、間違い探しなのでとても楽しんでプレイできましたね。正しく修正できたときは爽快感で一杯になります。 記憶修正のためのキーワードを探すのに色々な記憶の世界を渡り歩くことになるので混乱することもありますが、これはこれで今までにない感覚です。 総評としてはシナリオもシステムもサウンドもそしてグラフィック関連も一級品。文句のつけようがないかも。今年発売されたものの中でもかなり上位に食い込んでくると思います。SHUFFLEをプレイされた方は是非やるべきです。 |
◆ 芙蓉楓 |
◆ 八重桜 |
◆ プリムラ |
◆ 時雨亜沙 |
◆ 麻弓=タイム |