【Title】: PP -ピアニッシモ- 操リ人形ノ輪舞 | 【ブランド】: Innocent Grey | ||||||||||||||||||||||||||
【ゲームタイプ】:スタイリッシュミステリーAVG | 【発売】: 2006/09/29 | ||||||||||||||||||||||||||
【属性】:お姉さん系、 妹系、幼馴染 | 【種別】:ミステリー系、燃え系 | ||||||||||||||||||||||||||
【スタッフ】
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【体験版等】 メーカーサイト(Innocent Grey)から デモムービー、体験版、アクセサリ、 販売店用POP、ED・挿入歌・BGMがDL可能。 【その他】 【Amazon】PP -ピアニッシモ- 操リ人形ノ輪舞 【参考】 PP -ピアニッシモ- 攻略 |
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【Gamer's Square月別人気・不人気投票データ】 | |||||||||||||||||||||||||||
【人気投票率】: 47票/8.6% | 【地雷投票率】: 4票/2.2% |
【レビュー】 | 【執筆】: Asyu さん | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【ストーリー紹介】 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(オフィシャルサイトより) 震災の傷痕もほぼ癒えた昭和十一年、東京。 ニ・ニ六事件を契機に、日本は軍国化の道を歩んでいた。 遠く伯林(ベルリン)ではオリンピックが開かれようとしていた夏。 神楽坂のジャズバー『CADENZA』でピアノ演奏を生業としていた男がいた。 名は玖藤奏介。妹の柚芭と共に江戸川橋のアパートで暮らしている。 ある夜、彼はバーからの帰り道に襲撃を受ける。彼を襲ったの年若い芸妓のような女。 ただし、その眼には狂気じみた光が宿っていた。 負傷しながらも女を気絶させ、その場を立ち去った奏介。 ――――そこまではよかった。 翌日バーへ向かうと、マスターの護堂弦一郎から意外な言葉を貰う。 「お前は馘首(クビ)だ」 人殺しを雇い続けるにはいかない、と護堂。混乱する奏介。 殺しちゃいないと訴えるも、店にはおけないとマスター。 ――――かくして、奏介は覚えのない罪を着せられる事になる。 出頭して無実を訴えることも無謀だった。警察、特高、憲兵と、 この時期まともに操作をしてくれそうな組織は皆無だった。 妹・柚芭の待つ自宅にも戻れず、無宿人、破落戸のような日々を送る奏介。 ある時、ちんぴらに絡まれている少女を助ける。 それは狂った芸妓に襲われ、憲兵の追跡を受けているときに助けてくれた少女 ――――白河綾音だった。 「――貴方が嘘を吐いているようには見えません」 彼の冤罪を晴らすため、共に調査することを約束してくれる綾音。 果たして、奏介の無罪は証明されるのか―― 「――世界というものは、案外単純にできているのですよ」 ≪キャラクター紹介≫
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【シナリオ】 | 【評価】: 75 点 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
昭和初期を舞台にしたミステリーADV 全10章+エピローグで、大きくみると2部構成 シナリオはいくつかルートがありますが、細部に違いはあれどほぼ1ルートといっていいほど 初回は綾音さんが攻略できません・・ おおまかにルートを分けるとラストまで到達するのと途中退場(BADエンドではない)があります。 もちろんBADエンドも結構あります・・・ 途中退場のヒロインルートは、事件解決すらしないので後味が悪いです ラストまでいくほうも、片方は主人公に罪が擦り付けられたまま終わるので、こちらも後味が・・・ BADエンドは理不尽に殺されます・・ え?何でこのタイミングでアイツに殺されるんだ!みたいな そして、綾音以外攻略後にスタートにCONDUCTORが追加されます CONDUCTORは久遠視点で物語を見るルート 選択肢はありませんが、このルートで上記ルートでの疑問などが解決できるものとなっております。 そして、CONDUCTORが終わればやっと綾音ルートに入れます。 ここから感想とか(多少ネタバレあり) 璃宝、千花ルートは途中離脱で、ヒロインルート的にはエンドかもしれませんが、ぜんぜん終わった感がありません・・・ そして、柚芭、美華夏、久遠ルートも事件解決までいくのですが、久遠が作った「人を狂わす機械」をなぜ自分自身で壊す決意をしたのかなどが説明不足 その理由が、綾音ルート以外クリアでスタートから選べるCONDUCTORで分かる仕組み CONDUCTORでは、久遠視点で話がすすんでいきます。 正直、これが一番面白かったかもしれません・・・ そして、それが終わると綾音ルート 綾音ルートは、全体的にハッピーエンドになるように作られてるので、上記ルートで死ぬヒトインなども、最後まで生きており、事件も解決、いい終わりかたでした (ネタバレここまで) しかしながら、ルート別れしているのにルート別に進んでもラスト以外はほぼ同じなので、スキップで萎えるかもしれません・・・ スキップが遅いわけではないのですが、スキップで飛ばせる文章量がおおく、久遠、美華夏、柚芭のうち1人クリアしてしまうと、次からプレイするキャラはほとんどスキップになってしまいます。その割に選択肢のせいで、結構前にもどらないとダメだったりと、スキップの待ち時間が長いゲームだなと感じました(私だけかも?) |
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【システム】 | 【評価】: 65 点 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
基本システムは全部そろってるのですが、シナリオ面であげたとおり、スキップの待ち時間が長いため「次の選択肢へ」という機能もつけたほうが良かったのでは?と思いました。 システム(設定、機能) : Hシーン回想、 CG回想、 ボイスカット・個別調整、 エフェクトカット・調整、 メッセージ速度調整、 未読スキップ |
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【グラフィック】 | 【評価】: 80 点 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
非常に綺麗です。 昭和の町をイメージしてるぽいですが、写真のように綺麗でした。 立ち絵も個人的には気に入りましたが、好き嫌いがあるかもしれません 璃宝のようなおとなっぽい服装から、柚芭、久遠のような学生っぽい格好 そして、綾音のオシャレな感じの服装など各キャラの個性にあった服装に加え 各キャラ、1〜2種類以上の服装があり、立ち絵にも文句はありません。 |
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【サウンド】 | 【評価】: 75 点 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
OP、ED曲もなかなか良く、BGM、挿入歌ともにジャズな感じの曲ばかりです。 昭和初期なんて生まれてないのでしりませんが、こんなかんじかなとなんとなくその時代感じれるBGMになってて良かったです。 |
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【実用関係】 | 【評価】: 75 点 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
全16シーンありますが、驚くべきは柚芭が一番多いことです。 その全てが、柚芭バッドエンドルートなのと、血がつながってるのが残念です。 血がつながってなかったら、ありかなとおもいますが、つながってるとなると萎える方々がいるかと・・・ と、まぁ近親相姦〜陵辱、ちょこっとえすえむまでいろいろあります。 Mな方は葵のシーンがオススメですw |
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【総評】 | 【評価】: 78 点 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シナリオは悪くなかったですが、綾音が初回攻略できないのと、共通部分が多いせいでスキップ時間が長くなってしまうことなど、そのせいで途中でプレイが面倒になってしまう人がいるような気がします 私の知り合いも、そのせいでピアニッシモを途中でやめてたりします <ちょっとネタバレ> 綾音狙いでいこうとして、2部の始まりであんなことになったらやる気なくすよね・・ <ネタバレここまで> あとは個人的に、葵ルートが欲しかった・・・w いろいろ書きましたが、決してつまらないわけではないです 主人公が自分の部屋の惨状について思い出し、矛盾をみつけるシーンは、これぞミステリーという感じがして楽しめましたしね そして、最後に綾音ルートで大団円で締めくくるのも、後味がスッキリしてよかったです。 |