【Title】: 幼なじみと甘〜くエッチに過ごす方法 | 【ブランド】: アトリエかぐや | ||||||||
【ゲームタイプ】:AVG | 【発売】: 2007/02/23 | ||||||||
【属性】:ツンデレ・同級生・幼馴染 | 【種別】:萌え系・純愛系・実用系 | ||||||||
【スタッフ】
【体験版等】 メーカーサイト(アトリエかぐや)から デモムービー、体験版がDL可能 【Amazon】幼なじみと甘〜くエッチに過ごす方法 【Amazon】”アトリエかぐや”で検索 |
【キャスト】 ■涼風 あすか:楠 鈴音 ■御堂 琴音:北都 南 ■エミリー・ウィンスレット:安玖深 音 【参考】 幼なじみと甘〜くエッチに過ごす方法 攻略 |
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【Gamer's Square月別人気・不人気投票データ】 | |||||||||
【人気投票率】: 76票/18.2% | 【地雷投票率】: 6票/6.5% |
【レビュー】 | 【執筆】: 空 さん | ||
【シナリオ】 | 【評価】: 88 点 | ||
(ストーリー紹介)※オフィシャルサイトより 父の仕事の関係でアメリカ・大阪と各地を転々とした主人公(後藤荘介)には土地ごとに幼なじみがいた! ひょんな事から、両親の留守中にその幼なじみたちが同時に荘介の家にホームステイすることになったから、さぁ大変!お互いが唯一の幼なじみだとおもっているから火花も散る訳で… すったもんだの挙句、なぜか「真の幼なじみ」を決めることに!! かくして、三人の幼なじみたちとの甘くてエッチな共同生活が始まるのだった! |
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(コメント) 【シナリオ】80点 シナリオは上に書かれている通り真の幼なじみを決める前半と、ヒロイン同士の決着がついてからの後半とはっきりしている訳ではありませんが分かれています。 「アメリカでの幼なじみエミリー」と「大阪での幼なじみ琴音」と「現在住んでいる場所での幼なじみあすか」一緒に居た時間の長さも違えは内容とその濃さも違うということで、これから期間を決めて争えばいいということになり、幼児期に主人公が各ヒロインとエッチな遊びをして記録しておいた本「幼なじみと甘〜くエッチする方法」に基づいて、期間中に記録された遊びをどれだけの数をこなせるかで勝負することになります。 マップ上に示された各ヒロインを追っていくことで話が進み、エッチな遊びを積み重ねていきます。期間が終わると話の中で集計され、真の幼なじみが決定し、同時にその後のルートも決まります。 各ヒロインのシナリオに入ってから途中の選択肢で、2通りのエンド(どちらもグッド)があり、他にハーレムエンド1つと一応バッドエンドも1つあります。 個人的な感想ですが、中途半端な印象はなく作品に合わせた穏やかなストーリーで、終わり方もプレイヤーをスッキリさせるものとなっています。ヒロインと主人公の心境と迷いで、少し重くなる部分もありますが、さらに強い絆を結び前に進みます。サブキャラのその後なども少し書かれているところも好印象でした。 【キャラクター】95点 ・あすか ツンデレですが、ほとんどツンツンしませんし、琴音とエミリーに流されてしまいます。主人公と結ばれたあとのデレデレ振りは凄まじく、水着や下着姿になることも嫌がっていた子が、主人公の願いでもなく裸で主人公をお世話し料理したりします。 ・琴音 ほんわかと関西弁を話すおっとりした女の子で、さらっと大胆なことを言います。個人的にはエミリーの方が好きですが、雑誌や販売サイトのランキングの上位にいるヒロインに勝ります。声優さんが上手だったのも大きいです。 ・エミリー 元気でサバサバした女なの子で、行動力があり主人公を立てながらも引っ張っていきます。 主人公は直で包容力がある人だなという印象で、作風に合わせたキャラです。 【演出】90点 ヒロインと結ばれた後も他の2人とも一緒に暮らすことで、シナリオと実用シーン以外も楽しくプレイできました。もう少し学校関係の設定を広げて、クラスメイトと関わりを増やしても面白かったと思うのでそこが少し残念です。特に琴音と結ばれた後は、エミリーとあすかの冷やかしと配慮の演出は楽しかったです。 <ネタばれここから> あすかと結ばれると、他の2人と別居してしまう為に関わることが少なかったですが、 あすかの変わりようを引き立てる為にはよかったのかなと思います。 <ネタばれここまで> |
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【システム】 | 【評価】: 95 点 | ||
■システム(機能) ・Hシーン回想 ・CG回想 ・ボイスカット・個別調整 ・メッセージ速度調整 ・オートモード・速度設定 ・未読スキップ ・クイックセーブ&ロード ・サムネイル(セーブ/ロード画面) ・ジャンプ機能(シーンスキップ) ・右クリック・キー等の割り当て ・ウィンドウモード(800x600) ■システム(コメント) オートモードと文字速度の選択は多くありませんが、適格な速さがあったので不都合は感じませんでした。 必要性は感じませんでしたが、文字やスキップなどにも多少の設定があります。 主人公の名前が変えられます。あすかは「あんた」「あなた」、琴音は「旦那様」、エミリーは「ダーリン」と初めから読んでいるので音声がなくなることはありません。 CG部分で使われるアニメーションは有無を選択できます。このメーカーでは当たり前なことだと思いますが、射精場所の選択を固定できるのは良かったです。 プレイヤーが必要だと感じそうなものは全部そろえたという感じですが、右クリックで安易にシステムをいじれるので、テキストバーをさらにスッキリさせてもよかったと思いました。日付と現在位置も設定画面上のみでの表示でもいいくらいです。ロードが少し遅いですが、妨げにならない程度です。 |
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【サウンド】 | 【評価】: 90 点 | ||
【ボーカル曲・BGM】85点 ボーカル曲が1つ、BGMは21曲です。 サウンドトラックが欲しいとまで思わせるほどではありませんが、共に雰囲気に合っていたと思います。 エンディングにもボーカル曲が欲しかったです。 他に目がいきあまり印象に残らなかったというのが正直な感想です。 【声優】95点 琴音の声優は特に上手く、収録後にテキストを書いたのではないかと思えるくらいでした。 シーン以外でも、日本語(ひらがな)では表現できないような声を出してきます。 |
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【グラフィック】 | 【評価】: 100 点 | ||
差分なしで104枚です。コミカルなものが数枚含まれます。 完璧という意味で100点ではなく、奇麗・丁寧と感じる以上に好感できる部分が多かったのでこの点数にしました。 ・絵そのものについては特に肌の色(コントラスト)の調整が素晴らしいです。 立体感だけでなく各ヒロインのらしさを引き立てています。 ・プレイヤーがここはCGで見たいと感じる場面にしっかり期待に応えてくれます。 ・通常の画面では収まらないような場面では、陪の大きさのCGを使い主人公目線で移動します。 ・シチュエーション(テキスト内容)に差分で細かくついて行きます。 手の動きなどのアニメーションが多少ありますが、付属程度なので期待はしない方がいいと思います。 とにかく手抜きが感じられないのが好印象で、実用場面以外でもCGが欲しい場面ではしっかりありますし、 後方からの授業中背景でクラスメイト全員が書かれるなど背景にも手抜きが感じられません。 CGの妨げにならないテキストバーは凄いの一言で、テキスト裏のCGまでよく見えるのに文字もはっきりと読めます。 右クリックが充実していますし、もっとシンプルでもいいくらいですが、実用系ということもあり良さが引き立っていました。 |
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【実用関係(グラフィック、他含む)】 | 【評価】: 97 点 | ||
■実用(シーンの種類) ・ラブラブ ・フェラ ・器具(バイブなど) ・SM(拘束など) ■実用関係(コメント) 各ヒロイン11〜13、ハーレムが5シーンで計41シーンで、1シーンの長さは長く複数のシチュエーションが含まれることが多いので、1シーンあたり3〜4枚のCGを使います。 シナリオの中にシーンが組み込まれる印象が強く、前半は本に基づくエッチな遊びが中心で、実際にエッチをするのはヒロインと結ばれてからです。個人的にハーレムにもう少し工夫が欲しかったと感じました。 プレイヤーが引かない程度のエロさは作風とヒロインと主人公のキャラを考えると丁度いいです。 主人公とヒロインの動きをテキストの説明に頼るのではなく、必要なところは全て差分で動いてくれるのでシチュエーションの様子が非常に分かりやすかったです。 内容は純愛なので、実用度はヒロインを好きになれるかなれないかが大きいと思います。 設定で射精場所の固定ができますが、全て中でも前後共にヒロインが否定的になる部分がなく、プレイヤーの気分を悪くさせることがないのが個人的に良かったです。 シチュエーションと器具・拘束に関する内容です。 <ネタばれここから> 器具はバイブ・氷・鉛筆・ビー玉、拘束は包帯で、エッチな遊び感覚のシチュエーションです。 エミリーの足コキは◎。足コキファン必見 <ネタばれここまで> |
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【総評】 | 【評価】: 92 点 | ||
これが初めてのアトリエかぐや作品になったのですが、とても楽しくプレイさせて頂きました。 他のメーカーの作品と相対的に感じることですが、非常に高いプロ意識を感じます。 これまでとこれからの作品も安心して買える気がしますが、この作品は他のアトリエかぐや作品とは少し雰囲気が違うらしいです。そういった意味では、これまでアトリエかぐやの作品に手を出して来なかった方の中に、好きになれる方が多い気もします。 日常重視の学園ものが好きで、さらにエロを求める方にはお勧めします。 自分がプレイした中では、「Chu×Chuアイドル」は近い作品だと思います。 少しシナリオが足をひっぱり平均は92点です。(シナリオは3項目を平均計算に組み込んでいます) もう少し学校の設定を広げて、学校でのラブに重視を置いた方が個人的には好みでした。 |