【Title】: Nursery Rhyme | 【ブランド】: Lump of Sugar | ||||||||||||||||||||||||
【ゲームタイプ】:ピュアラブはーとふるADV | 【執筆】: 多謝 さん | ||||||||||||||||||||||||
【属性】: ツンデレ、姉、妹、同級生、幼馴染 | 【種別】: 萌え系 | ||||||||||||||||||||||||
【スタッフ】
【その他】 ・【Amazon】Nursery Rhyme ・【Amazon】いつか、届く、あの空に(2作目) ・Nursery Rhyme 攻略 |
【キャスト】
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【Gamer's Square月別人気・不人気投票データ】 | |||||||||||||||||||||||||
【人気投票率】: 16.4% (11月度投票結果) | 【地雷投票率】: 0.0% (11月度投票結果) |
【レビュー】 | 【執筆】: 多謝さん | ||
【シナリオ】 | 【評価】: 80 点 | ||
(プロローグ) 両親の海外赴任と学園入学を機に、知人の家に預けられることになる主人公。その下宿先には幼馴染だった双子の姉妹とその母、おっとりとした女子大生、飛び級のため年下ながら先輩の女の子が住んでいた。主人公は男子下宿人第一号として住まうことになる。隣のお屋敷には同級生となるお嬢様も含めてのドタバタ劇が幕を開ける。 シナリオについてはオーソドックスな純愛系できっちりまとまってる印象を受けました。各シナリオを見てもあったかい気持ちになれるものが多く、特に周りのキャラ(シナリオのヒロイン以外)のさりげないサポートが印象に残りました。パッケージ裏に「幼い恋が、周囲の優しさで大人の愛に育っていく。これはそんな、甘く優しい恋物語。」と書かれているのですが、正にそれが体現されていると思います。各シナリオに入ったところでの主人公たちの葛藤を周囲の人たちの優しさで乗り越えていくパターンになるので、そういうのが好きな方は迷わず買っていいと思います。 ただ、一部ヒロインのシナリオの核心部分が薄かったような気がするのがマイナスポイントです。 個人的には有希奈・クルルシナリオがおすすめです。 テキスト面では各キャラの性格が良く出ていて、軽妙なやり取りはポイント高いです。アズとクルルのやり取りは必見。(笑)テキスト量は若干少なめな気もしますが及第点。システムの関係上同じシナリオを読む機会が多かったのはご愛嬌でしょうか。 (補正ポイント) 純愛系スキー +5ポイント ・エロゲに飽きた人 −10ポイント |
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【システム】 | 【評価】: 73 点 | ||
本当にデビュー作かと疑うくらいシステムは安定してました。 システム自体はADV系ではオーソドックスなものですが、エフェクトオンオフや改行タイミングを変える機能などもついており合格点をあげれると思います。エフェクトも場面の臨場感を上げるのに一役買っています。 ゲームシステムとしては共通シナリオ(選択肢方式)→各ヒロインシナリオというオーソドックスなものなので特に問題ありません。ただ個人的に共通シナリオ部分で重複して読まされるシナリオが多かったような気がします。同じシナリオでも違う視点から見られるようなものを加えることが出来たらよかったかなと思いました。 システム(設定、機能) : Hシーン回想、 CG回想、 ボイスカット・個別調整、 エフェクトカット・調整、 メッセージ速度調整 未読スキップ |
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【グラフィック】 | 【評価】: 83 点 | ||
ギャラリー登録CGは84枚(差分含めず)。ただ差分が相当多いので決して少なくは感じません。むしろ調べてみて「あれっ?コレだけ?」って感じでした。(笑) 原画は萌木原ふみたけさん。美麗な絵を描かれる方なので期待はしていましたが、期待を裏切らないクオリティでした。パッケージを見て好感を持ったなら即買いでも良いと思います。衣装のセンスは個人的に満点を上げたいです。各ヒロインともにバランスよく多種多様な属性を備えているのもポイント高いです。 個人的な好みとしてはティータ・クルル・有希奈が横一線。というかどのキャラも甲乙つけがたい。(笑) 立ち絵の枚数も相当多いと思います。もちろんクオリティは変わらず。うまいエフェクトもあわせて臨場感を増してくれます。 (補正ポイント) 原画家さんのファンの人 +5ポイント |
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【サウンド】 | 【評価】: 88 点 | ||
BGMは24曲。 作品の関係上明るい曲が多いです。重厚とはいえない曲のつくりが作品の雰囲気にマッチしていると思います。 ボーカルは2曲(OPとED) 個人的な評価ですがまさに神の出来だと思います。特にOPの出来はすばらしい。ボーカルの佐倉沙織さんのパフォーマンスを最大限に引き出した曲だと思います。ave;newさんの底力を見たような気がします。ファンなら買うべきです。いや、買わなきゃダメだ!(爆) OPムービーはおなじみ神月社さん。 相変わらず良いお仕事してます。ボーカルともマッチしており、お互いの魅力をひきたてています。 ちなみに個人的な評価はさらに+10ポイントだったりします。購入特典のサウンドトラックはカーステレオのお供です。(笑) |
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【実用関係】 | 【評価】: 78 点 | ||
えちシーンは10(各ヒロイン×2回)。 純愛モノなのでえちは薄めですが、ほぼ全着衣なので制服スキーな私にはうれしい限り。(爆)また声優陣の名演技もあってなかなかの出来だと思います。 シナリオどおりの初々しくも優しいえちシーンが展開されます。尺が短いのはご愛嬌でしょうか。しゅ、主人公が早いってわけじゃないんだからねっ!(ツンデレ風(爆)) (補正ポイント) 着衣スキー +2ポイント ・初々しいのがお好きな方 +5ポイント ※えち関係 : ふ○ら、 らぶらぶH |
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【総評】 | 【評価】: 80 点 | ||
ゲームの総評としては、無難な良純愛系作品というところです。 各部門で好評価を書きましたが、はたと振り返ると心に残るものが少ない作品でもあったのも事実でした。名作というには厳しいと思います。ただ、デビュー作ということや、随所に光る部分が見受けられたこともあり、次回作への期待込めてちょっと高めに評価しました。次回の課題は(いい意味で)インパクトのあるシナリオとシステム周りの強化でしょうか。 ここまでは厳しく書きましたが、作品自体の完成度もそれなりに高く、属性さえ合えば間違いなくお勧めできる作品です。ピュアな恋愛がお好きな方は黙って買いましょう。 |
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【その他】 | |||
(ボイス関係) 金田まひるさんをはじめ、なかなかの豪華メンバーが揃いました。キャラの雰囲気をうまく出していてとてもよかったと思います。特に有希奈のCVの方はいじわる(小悪魔)属性をうまく引き出せたと思います。あとアズのやられっぷりは本当に面白かったです。個人的にこの二人にMVPをあげたい。 |