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 【Title】: 青空の見える丘  【ブランド】: feng(フォン)
 【ゲームタイプ】:ADV  【発売】: 2006/04/21
 【属性】:ツンデレ、 お姉さん、 妹、 同級生、 幼馴染  【種別】:実用系、 萌え系

【スタッフ】

原画    涼香、和泉つばす
ミニキャラ 澤野明
シナリオ サイトウケンジ
BGM 猫野こめっと(彗星堂)

【体験版、その他】

メーカーサイト(feng)から体験版、デモ、
ED・OPテーマなどがDL可能

【Amazon】
青空の見える丘
”feng”で検索

青空の見える丘 攻略



【キャスト】

西村 春菜    鈴田 美夜子
西村 小春 成瀬 美亜
御代 柊花 近藤 千佳
速水 伊織 安玖深 音
諏訪 ののか 九条 信乃
藤宮 翠 加賀 ヒカル
橘 ミコト(サブキャラ) 佐本 二厘

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 【Gamer's Square月別人気・不人気投票データ】
 【人気投票率】: 86票/16.5%  【地雷投票率】: 6票/2.7%



 【レビュー】  【執筆】: ネコまんま さん
 【シナリオ】  【評価】:      85         点

幼いころ田舎から都会へと引っ越してきた主人公。引越し当時からの幼馴染である伊織や学園の級友たちと、なにげない日常生活を送っていた。そこへ田舎に住んでいたころの幼馴染、春菜が引っ越してきたこと。主人公を中心に伊織と春菜が出会ったことで、みなの心の中で、感情が動きだす……。

「好き」という感情。友人たちみんなとの関係を大切にしたいという思い。すばらしい仲間たちとの、ハートフルストーリー。


学園ものの萌えゲーと言わざるをえないストーリーだが、そのレベルは高い。
特別な設定を持たない、ごく普通の学園恋愛もののタイトルは、えてして退屈なシナリオになりがちであるが、ツンデレ・天然・ミステリーっ娘、などといった多彩なキャラクターたちを巧みに使うことと、豊富なギャグでプレイヤーをあきさせない展開は、秀逸。

後述するが、キャラクターのもつ魅力を最大限に引き出すことが出来たおかげで、萌えゲーとしてはもちろん、このタイトルを1ランク上のレベルに押し上げているといっても良い。


ストーリー全体の半分近くを共通パートが占めるシナリオは、ややもすると嫌われがちなところではあるが、ここで登場人物たちの、心象・心情や立ち位置も含めて、ある程度掘り下げて語られているところが、後の個別シナリオに大きく貢献していることは間違いない。

分かりやすい伏線ではあるものの、プレイヤーの興味を惹きながら個別パートに入った後、さらに掘り下げつつ主人公との恋愛に強く絡めたりするところは、キャラクターごとの魅力であるとか、個性であるとかを存分に感じることが出来、感情移入を強く促してくれる、まぎれもない良作である。


エンディングはあっさりめではあるものの、このタイトルにふさわしい現実的なエンドで、この点についても好感が持てます。

なんでもない普通の学園物語を、ここまで楽しませてくれたシナリオに、惜しみない加点を。(+15)

 【システム】  【評価】:      75         点

最近の作品としての、必要最低限の機能は、すべてそろっています。

ちょっと変なのが、既読スキップでは、選択肢などで停止しても、そこを通過すればスキップ継続するのに、未読スキップの場合は、そこで完全に停止してしまうこと。まあ、普通にプレイしている分には問題ないため、減点はなし。

中/外、口/顔などの射精先選択(他)で、どちらを選んでも、両方の差分が回収できる点は、非常に高評価。好みのシーンでシナリオを進めても、CGモードでは両方見ることが出来るのはうれしい。すべてのエロゲがこうであってほしいところ。(+10)

誤字脱字の多さにはさすがに不満。これからプレイする方は、先に修正パッチを当てましょう。(-5)

※機能: Hシーン回想、CG回想、 エフェクトカット・調整、 メッセージ速度調整、 未読スキップ

 【グラフィック】  【評価】:      80         点

個人的好みの問題もあるが、それを差し引いても十分に好感の持てる絵柄。一枚絵のCGのクオリティーもなかなかに高く、満足のいく出来と言えます。(+10)

CGのかなりの部分はえちシーンであるが、ここぞという場面(特別なイベントというわけではなく、ヒロインの感情を描いたとでもいう絵柄)に、これはという絵があり、その辺も満足度を高めているゆえん。

特に都会組みの絵に、満足度が高いか。(シナリオによる先入観もありますが)

 【サウンド】  【評価】:      75         点

BGMは可もなく不可もなくといったところ。ボーカル入りの主題歌は、作中何度も何度も聞かされますが(スキップは可能)、それほど頭にこびりつくというほどでもなく、最近のエロゲでは標準的なレベル。ボーカル曲はないよりあるほうが良いという理由で (+5)

 【実用関係】  【評価】:      85         点

シナリオでは萌えゲーと書いたが、このタイトルのもうひとつの側面が、抜きゲー的要素。

ラブラブ和姦系のみとはいえ、実にさまざまな体位。実にさまざまなプレイ。シナリオ上だけでも十二分な数があるのに、「ごじつだん」によってさらに増強されているほど。尺も十分長く、また絵もきれいな点と合わせて、実用度+15。キャラ萌え出来ればさらにプラス。

逆に多すぎるとウザイという方には、かなりのマイナスではあるが……。

※えち関係 : コスプレ、 道具、 ふ○ら、 あ○る、 らぶらぶ

 【総評】  【評価】:      85         点

登場人物の側からの視点で語られる「サイドストーリー」は、この作品の大きな特色です。通常のシナリオでは語られることのない、ヒロインの心情などを、ヒロインの言葉として語っています。私的な考えからすると、この手法はかなり安直な手法であり、サイドストーリーで語られることは、全て通常のシナリオの上で、さりげなく語られるべきものであると思っています。

ただ功罪あわせもつこの手法ですが、こと、この作品に関して言えば、正解であったのでしょう。ヒロインたちの想い・感情といったものをストレートにプレイヤーに伝えることが出来る分、分かりやすく且つ感情移入もしやすかったためでしょうね。
あまり乱用して欲しくない手法ではありますが、タイトルによってはよい持ち味になると、改めて感じました。


ヒロイン個別ルートに入ると、とたんに二人だけの世界…みたいになって、他のキャラの出番が極端に少なくなったりするタイトルも多いのですが(萌えゲーでもあるし)、割とそういうのが少なく、友人たちがいてこそ…というストーリーには好感が持てます。

友人たちとの暖かい関係、というのが物語の根底にあるせいでしょうか、脇キャラもいい味を出しています。ミコトちゃんに関しては、メーカーの意図が見える感じがしますが…… (--;

不満点としてあげたいのは、各ヒロインをクリアするごとに追加される「ごじつだん」です。私としては、本来の後日談として、その後の二人を見てみたかったのですが、えちシーンの追加というのは、かなりがっかりしました。まあ、エロゲであるがゆえに諸刃の剣と言う事なんでしょうが……。

あとギャグに関しては、結構人を選ぶので注意が必要です。ネタ元が分からないとまるで面白くないギャグが結構多いため、これから購入する方は、リスクと思ってください。


【個人的お気に入りヒロイン】

このタイトルに関しては、圧倒的格差で伊織です。伊織シナリオでは徹底して周りを気遣い、他ヒロインのシナリオでは、常に主人公のためを思い気丈に振舞う様子は、「ええコやなぁ〜」ってホント思いましたよ。どのシナリオでもイジイジしてしまう春菜とは対照的です。

2番手として、ののかを。本来の個人的趣向からすれば、外見的にも内面的にもののか先輩が好みなんですけどね (^^;




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