【Title】: 終末少女幻想アリスマチック | 【ブランド】: キャラメルBOX | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
【ゲームタイプ】:少女剣劇・救世虚構恋愛奇譚 | 【発売】: 2006/10/27 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
【属性】:同級生・巫女 | 【種別】:感動系・純愛系・燃え系 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
【スタッフ】 【シナリオ】 嵩夜あや 【原画】 クロサキ 【音楽】 hosplug 【主題歌】榊原ゆい 【体験版等】 メーカーサイト(キャラメルBOX)から体験版、 デモムービー、壁紙等がDL可能 【参考】終末少女幻想アリスマチック 攻略 |
【キャスト】
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【Gamer's Square月別人気・不人気投票データ】 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
【人気投票率】: 127票/40.7% | 【地雷投票率】: 4票/4.5% |
【レビュー】 | 【執筆】: ザイニエル さん | ||
【シナリオ】 | 【評価】: 95 点 | ||
<ストーリー紹介>オフィシャルホームページより抜粋 ──世界は、静かに終末を迎えようとしている。 西暦2022年。世界は原因不明の死に至る病に冒されていた。 隣接する多重次元世界が融合し、異空間化してしまうという「散花蝕(ペトレーション)」と呼ばれる次元融合現象である。汚染地域は人間が近寄ることを頑なに拒み、その領域は徐々に拡大しつつあった……。 そんなある日。九州の片田舎で普通の学生として生きていた「丸目蔵人」は文部科学省の発行した召喚状で、突如として、東京湾の新規埋め立て地に造成された新東雲学園都市に連れてこられることになった。自分にどんな役割があるのか、それにどんな意味があるのか…全く知ることの無いままに。 けれど、刻一刻とそれを許さぬように世界は滅亡への道を辿り始める。手に携えるは幼い頃から鍛え続けてきた剣術と、一振りの刀剣のみ。そして蔵人は、そこで自らの運命をそれぞれに斬り拓こうとする少女たちと出逢う──。 逃れる術のない蒼き天蓋の下で──今、少年少女達の未来への戦い、「終末幻想」の物語が静かに幕を開けようとしていた……。 <コメント> 豊富なシナリオから推測される歴史、呪術、心理学、量子力学などの参考資料、古代の剣豪から登場人物に繋がる人物設定、及びそれらを纏め上げたと思われる構想と作成時間は膨大な量と推測され、かなり圧倒されます。 ここまでシナリオに練りこんだ作品はそう多くは無いでしょう。 各登場人物たちの絡みや対戦における戦いの熾烈具合をうまく描ききっており、完成度がかなり高い作品に仕上がっております。 欠点があるとすれば何故、剣での戦いなのか?という説明が今ひとつうまく伝わっていないのと、もう少し時間があればもっと大きくうまくまとまったという所でしょうか。 <以下ネタバレ> 敵がクトゥルー系でワザと演出的に曖昧にしたのは分かりますが、複数と曖昧にしすぎて敵の背後関係がうまく伝わらなかった点があげられます。 イメージ的にメインヒロインが1部が小夜音、2部が冬芽というかんじです。 主人公や物語の根幹に係わる光璃のルートがあれば、完全な物に仕上がったかもしれません。 ただ、そうすると小夜音と冬芽もメインヒロインにならなかったかも知れませんが。 <ネタバレここまで> |
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【システム】 | 【評価】: 80 点 | ||
■システム(機能) ・Hシーン回想 ・CG回想 ・ボイスカット・個別調整 ・エフェクトカット・調整 ・メッセージ速度調整 ・オートモード・速度設定 ・サムネイル(セーブ/ロード画面) ・ウィンドウモード(800x600) ■システム(コメント) 基本的なシステムは、ほぼそろっていますが、一部欠けているものもあります。 あと、メッセージウィンドウの透明度変更やフラグクリアがあります。 ボイスも男性ボイスと主人公ボイス(一部)があります。 あとルートの途中や終了後でカードを入手し、そのカードによって新しいルートやエピローグが開きます。 |
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【グラフィック】 | 【評価】: 75 点 | ||
従来キャラメルBOXの原画はのり太氏でしたが、今回の作品は原画家にクロサキ氏を起用しています。 線の細いのり太氏の原画と比べ、人物像は遜色なく感じられます。 人物や背景などいい線をいっていますが、武器等の小道具に塗りの甘さが見られます。 |
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【サウンド】 | 【評価】: 85 点 | ||
戦闘シーン等に使われている曲はテンポのいい物が多く、場面を盛り上げてくれます。 その他、落ち着いた曲も多く使われており、物語の深みを増してあります。 |
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【実用関係】 | 【評価】: 70 点 | ||
■実用(シーンの種類) ・ラブラブ ・フェラ ・アナル ・凌辱 ■実用関係(コメント) 各ヒロイン達は2〜3ありますが、冬芽のみ1つのみのため、冬芽にももう1つ付け加えて欲しかったです。 その他、3人のサブヒロインにも1つづつあり、うち1人は陵辱シーンです。 もう少し付け加えても良かったのではないかと思います。 |
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【総評】 | 【評価】: 83 点 | ||
シナリオ面において、大量の資料を使用してそれを纏め上げたストーリーはかなり高い評価をしました。 CGにおいて一部甘いところが見受けられるのが残念に思います。 あと、惜しむらくは光璃のルートが無かった点でしょうか。 全体的にいい作品に仕上がっていました。 |